SDGsへの取り組み

sdg

SDGs取組事例

01

道路施設の維持管理

Maintenance and management
of road facilities

当社は、道路維持工事や函渠(かんきょ)清掃工事の専門家として、安全な交通環境を確保するための多様な業務を手がけています。
年間を通じた計画的な草刈り、路面清掃、排水管メンテナンスに加え、特に豪雪地帯で重要となる除排雪作業では、豊富な経験とノウハウを活かしています。
令和3年度に札幌市などを襲った記録的な大雪の際には、万全の出動体制で昼夜を問わず作業にあたり、都市の交通機能を確保いたしました。いかなる状況下でも対応できる技術力と機動力で、これからも地域の皆様の信頼に応えてまいります。

02

下水導管の更生・清掃

Sewer pipe rehabilitation
and cleaning

私たちは、老朽化した下水道管を再生・長寿命化させる「管更生工事」や、管内の清掃を通じて、地域の衛生環境と川や海の水質保全に貢献しています。

工事にあたっては、道路を掘り返さずに施工できる「パルテムSZ工法」をはじめとした最新技術を積極的に活用。
これにより、工事中の騒音や交通への影響を最小限に抑えながら、高品質で効率的な作業を実現しています。

また、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9800」認証に基づき、全ての工程で徹底した品質管理を行い、安全で確実な施工をお約束します。

03

橋梁の長寿命化

Extending the lifespan
of bridges

当社の事業の中核をなすのが、社会基盤の中でも特に重要な役割を担う橋梁の維持管理です。その取り組みは、大きく二つの柱から成り立っています。

一つは、老朽化対策としての「インフラ長寿命化」です。橋梁の健全性を精密に診断し、劣化の進行を食い止めるための適切な補修工事を施すことで、安全性を確保しながら橋を長く、大切に使い続けられるようにします。

もう一つは、防災・減災対策としての「国土強靱化」への貢献です。大規模地震が発生した際にも致命的な損傷を防ぎ、避難や救助、物資輸送のためのルートを確保するための耐震補強工事を数多く手がけています。

長年培ってきた経験と最新の知見を駆使し、地域の安全・安心を足元から力強く支えてまいります。

04

農業施設の設備

Agricultural facility
equipment

日本の豊かな四季の恵みを支える農業。しかし、近年の集中豪雨や干ばつといった異常気象、そして農業インフラの老朽化は、その安定性を脅かす深刻な課題となっています。

私たちは、このかけがえのない「食」の生産基盤を守り、育むため、農業の根幹を支える基盤整備事業に取り組んでいます。作物の生育に不可欠な水を安定的に供給する「灌漑施設」や、豪雨による湛水被害を防ぐ「排水施設」の整備、そして農地の区画整理や土壌改良を行う「土地改良事業」などを通じて、生産性の高い農地環境を創出します。

これらの事業は、気候変動のリスクに対応できる強靭な農業を実現すると同時に、次世代の担い手が効率的に営農できる持続可能な食糧生産システムの構築に不可欠です。私たちは、日本の食の未来を見据え、その礎となる大地づくりに貢献してまいります。

05

リサイクルの推進

Promoting recycling
and reducing waste

当社では、環境への配慮を事業の根幹に据え、廃棄物の再資源化と適正処理を推進するシステムを構築しています。

1. アスファルト廃材のリサイクル
道路の補修工事などで発生したアスファルト廃材は、貴重な資源です。私たちはこれを自社施設で丁寧に破砕し、大きさや品質を整えた「再生骨材」を製造しています。この再生骨材は、新たな道路を作る際の路盤材として、あるいは再びアスファルトコンクリートの材料として混合することで、新しい製品の一部として蘇ります。この一連のプロセスにより、廃棄物の削減と資源の循環利用を同時に実現しています。

2. 汚泥の減量化処理
道路の機能維持に欠かせない側溝(函渠)などの清掃作業では、多くの汚泥が発生します。私たちは、この汚泥を自社の中間処理施設に集め、専門の設備で水分を蒸発させる乾燥処理を行っています。水分を抜いて体積を大幅に小さくすることで、最終処分場へ持ち込む量を最小限に抑えることが可能です。これは、地域の環境負荷を低減するための重要な取り組みです。

06

激甚化する災害への対応

Responding to increasingly
severe disasters

日々のインフラ維持管理だけでなく、万が一の災害時にも地域社会を支えることを重要な使命としています。

当社が維持管理を担当する道路で災害が発生した際には、道路管理者と緊密に連携し、一般交通の安全確保を最優先に、迅速な復旧作業にあたる体制を常に整えています。

この体制は、直接的な復旧活動にとどまりません。地域が困難に直面した際には、積極的に支援の手を差し伸べています。令和3年に美唄市で発生した大規模断水では、5日間にわたり24時間体制で給水支援活動を行い、市民の皆様の生活を支え、市から感謝状を拝受いたしました。

さらに、被災地の本格的な復興にも貢献しています。平成30年北海道胆振東部地震の際には、被災地で砂防工事などを担い、崩壊した斜面からの二次災害を防ぎ、地域の基幹産業である農業の大切な農地を守りました。

迅速な初動対応から、人々の暮らしに寄り添う支援、そして未来を見据えた復興まで。総合的な防災・減災への取り組みで、地域の安全・安心を力強く支えます。

07

効率的な車検システム

Efficient vehicle inspection
system

車検は、お客様の大切なお車の安全性を確保し、公害を防止するために法律で定められた重要な検査制度です。しかし、従来は「時間がかかる」「何をされているか分かりにくい」といったご不便を感じられることも少なくありませんでした。

私たちは、そうしたお客様の声を真摯に受け止め、全く新しい発想の車検システム「Clear25」を導入いたしました。このシステムの最大の特長は、検査時間がわずか25分で完了するという驚きのスピードです。専用の検査ラインでお客様のお車を複数の整備士が同時に点検する効率的なライン作業方式により、この速さを実現しました。

さらに、「Clear25」では、お客様に検査の様子をその場で立ち会い、見学していただくことが可能です。整備士がお客様の目の前で点検を行い、お車の状態を丁寧にご説明します。これにより、作業内容の透明性が確保され、「本当に必要な整備なのか」といった疑問や不安を解消し、心からご納得いただいた上で整備をお任せいただけます。

この効率的なライン作業は、お客様の待ち時間を劇的に短縮するだけでなく、作業全体の無駄をなくすことで省エネルギーにも貢献しています。速さと透明性、そして環境への配慮を兼ね備えた「Clear25」を通じて、私たちはこれまでにない高いレベルの顧客満足度と、安心・安全なカーライフの実現に取り組んでいます。

08

省エネ及びCO2排出削減

Energy conservation and
CO2 emission reduction

工事現場で新たに導入する作業機械は、排出ガス基準などをクリアした「環境基準適合建設機械」を厳選。また、社員が日々使用する営業用車両には、燃費性能に優れたエコカーを積極的に採用し、事業活動の根幹から環境への配慮を徹底しています。

その取り組みは、オフィスでの日常業務においても同様です。施設内の照明はエネルギー効率の高いLEDへと切り替え、パソコンなどのOA機器も節電型の製品を導入することで、日々の電力消費を着実に削減しています。
現場からオフィスまで、企業活動の隅々にまで環境配慮の意識を浸透させ、全社一丸となって環境保全に取り組んでまいります。

09

地域への貢献

Contribution to the
community

私たちは事業活動を通じて社会基盤を支えるだけでなく、多岐にわたる社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。

未来を担う次世代の育成支援として、札幌市・石狩市内の高校生を対象とした職場体験を毎年受け入れています(令和3年度実績:9校90名)。また、北海道の美しい自然を次世代へ引き継ぐため、支笏湖畔や地域の河川清掃活動にも社員一丸となって汗を流しています。

地域社会が一体となるイベントにも積極的に協力しており、東京2020オリンピックマラソンの札幌開催時には、観衆誘導員として40名の社員を派遣し、歴史的なイベントの成功を地域の一員として支えました。さらに、新型コロナウイルスという社会的な困難に直面した際には、医療の最前線で奮闘される方々を支援するため、令和2年に医療用マスク4万枚を札幌市へ寄付いたしました。

これからも、地域に根差した企業として社会への感謝を忘れず、未来への投資、環境保全、地域活性化、そして社会支援という様々な形で、その責任を果たしてまいります。

10

健康的で働きがいのある職場づくり

Creating a healthy and
rewarding workplace

当社は社員が心身ともに健康で、その能力を最大限に発揮できる職場環境こそが、企業の持続的な成長の礎であると考えています。この考えに基づき、私たちは「安全・健康」「ワークライフバランス」「スキルアップ」の3つの側面から、従業員を総合的に支援する体制を構築しています。

まず、全ての基本となる「安全と健康」については、令和2年に「新型コロナウィルス感染症対策マニュアル」を策定し、感染予防と緊急時の対応を徹底。さらに、「すこやか北海道21の健康事業所宣言」を行い、専門の健康保険委員を任命するなど、会社全体で従業員の健康づくりを積極的に推進しています。

次に、充実した私生活が仕事の活力となるとの考えから、「ワークライフバランス」の向上にも注力。有給休暇の取得促進や週休2日制の実施はもちろんのこと、60歳の定年後も65歳まで安心して働き続けられる再雇用制度を整備し、ベテランから若手まで、全ての社員が長期的な視点でキャリアを築ける環境を整えています。

そして、社員の「成長したい」という意欲を全力で後押しすることも、私たちの重要な役割です。土木施工管理技士などの国家資格取得にかかる受験料や、自動車整備士を目指すための専門学校の学費を会社が支援。さらに、資格取得者には資格手当を支給することで、努力が正当に評価される風土を醸成しています。専門技術を磨くための各種講習の受講料も支援し、プロフェッショナルとしての成長を力強くバックアップします。
私たちはこれからも、社員一人ひとりの人生に寄り添い、共に成長できる企業であり続けます。